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室内の空気を快適にコントロール。今話題のエコカラットについて解説。
エコカラットはLIXIL(リクシル)から販売されているインテリア壁材です。
デザイン性と機能性を兼ね備えた人気の高い商品なので、見たことがあるかも多いのではないでしょうか?
今回はそんなエコカラットの特徴について紹介します。
特に以下の4項目に当てはまる方は要チェックです!
・インテリアにアクセントが欲しい
・結露や湿気が心配
・生活臭やペットの臭いが気になる
・シックハウスによるアレルギーが心配
Index
エコカラットとは
エコカラットは古くから日本の風土に適した建材として使われてきた「土壁」をルーツとしています。
土壁のもつ機能性を焼き物(セラミック)で再現することで、より使いやすくより高機能な建材として誕生しました。
土壁は現在あまり使用されていないので、珪藻土や漆喰などの自然素材をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
素材自体が呼吸をするので、エネルギーを使うことなく室内の空気を綺麗に保つことができます。
タイル状になっているのでビニールクロスとは違った立体感のあるデザインも魅力のひとつです。
機能と特徴
ここからはエコカラットの主な効果と特徴について詳しく説明していきます。
室内の湿度を快適に保つ
エコカラットは夏のジメジメした湿気を吸収し、冬の乾燥した空気は貯まった湿気を放出して潤してくれます。
その吸放湿量(湿気を吸収したり放出したりする量)は珪藻土の5倍以上。
室内の空気を一年中快適に調整してくれる効果が期待できます。
湿度の変化が少なくなるので結露の防止、部屋干しや湿度の高い部屋のカビ対策などにもおすすめです。
気になるニオイを吸収
エコカラットは湿気だけではなくニオイのもととなる原因物質も吸収してくれます。
急激な消臭効果はありませんが、玄関やトイレ、ペットのいるスペースなど臭いの気になる場所では高い脱臭効果を発揮します。
ちなみにニオイは完全に吸収されるわけではなく、換気をする際に臭いが気にならない程度に少しずつ放出されていくので換気対策を考えることも臭い対策には重要です。
シックハウスの原因物質を低減
エコカラットは臭いだけでなく様々な有害物質も吸収してくれます。
特にシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなども吸収してくれるので、アトピーや喘息などアレルギー症状がきになる方にもおすすめです。
調湿効果のある素材はたくさんありますのが、シックハウス対策にもなるのはエコカラットの大きな魅力のひとつと言えます。
デザイン性の高さも魅力
エコカラットは機能性が高いだけでなくデザイン性の高さも魅力のひとつです。
様々なバリエーションがあり、タイル、レンガ、石壁、塗り壁など多彩な素材をイメージして作られています。
その高い質感の秘密は、職人がハンドメイドで作った型を使って焼いているから。
エコカラットは凹凸があり立体感が生まれるので、お部屋のアクセントとしてもおすすめです。
照明を当てた時の陰影の変化もビニールクロスにはない魅力。
テレビの後ろに縦貼りしたり寝室の壁に横張りしたりするのも人気です。
注意点
機能性とデザイン性が両立できるエコカラットですが、注意したい点もいくつかあります。
水回りには注意
エコカラットは商品のグレードによっては水回りに向かない場合もあります。
浴室まわりの極端に湿度が高くなる部屋や、キッチンまわりなどの汚れや水が直接つきやすい場所は向かないのでお気を付けください。
適切な設置量があります
快適な空間を保つためには部屋の大きさに適した量のエコカラットを施工する必要があります。
その量は部屋の床面積の約4分の1。
例えば8帖(約13㎡)の部屋であれば3㎡程度のエコカラットを施工するのが適切です。
天井の高さなど空間の大きさによっても変わりますので、詳しくは打ち合わせの段階でご相談ください。
まとめ
室内の空気を快適にする機能性とインテリアのイメージを一新するデザイン性が魅力のエコカラットについて紹介しました。
最近では新築だけでなくリフォームやDIYにも人気になっています。
中にはホームセンターで切れ端を買ってきて「玄関や冷蔵庫など臭いが気になるところに置いておく」なんて裏技もあるんだとか。
非常におすすめのインテリア材なので、ぜひこの機会に覚えておいてくださいね。