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2024.12.05土地探しについて
2018.04.19
土地探しで一番多い失敗とは?原因とその対策をお伝えします
土地探しの失敗例として聞くものの中で圧倒的に多いのが「希望の建物が建てられない」というものです。
その理由は土地の制限であったり予算であったりと様々ですが、根本の原因は多くの場合で共通点があります。
単純に慌てて、しっかりとした判断をせずに土地を契約してしまっていることが原因です。
土地と建物についてしっかりと検討をした上で判断すれば、土地探しの失敗のリスクは大きく減らすことができるます。
今回はそんな土地探しの注意点や対策について詳しく説明させていただきます。
Index
1.不動産には制限やルールがたくさんある
不動産には基本的に同じものがありません。
同じように見える土地でも実際には建てられる建物が全く違う場合もあります。
例えば建ぺい率や容積率による違いなどは有名ではないでしょうか?
建ぺい率や容積率とは簡単に説明すると、その土地に建てられる建物の最大の大きさを表したものです。
その割合が土地によって異なるので、建ぺい率や容積率によって同じ大きさの良く似た土地でも建てられる建物の大きさは全然違う場合もあります。
例えば、土地の大きさは十分なのに建ぺい率・容積率が低いために小屋のような建物しか建てられないという土地も中にはありますね。
このような状況が不動産ではいくらでも考えられます。
不動産にはルールや制限が数えきれないほどあり、その組み合わせや数値によって条件は大きくことなってくるのです。
2.土地の判断には建物の計画が必須
前述のような土地の条件の違いによる問題の半数は、ある程度の知識と不動産会社からの説明があれば事前に知っておくことができます。
例えば先ほどの建ぺい率の話などは基本的には少しインターネットで調べたり、土地紹介のときにも説明してもらえるような内容です。
しかし実際に土地を買うときには土地だけでなく建物の内容も大きく関わってきます。
土地に関する複雑な制限やルールだけでなく、建物や工法による制限も合わせて考えないといけません。
実は住宅メーカーや工法の違いなどによって同じ土地でも建てられる建物は変わるのです。
〇〇工務店では建てられる土地でも、□□ハウスでは建てられないというのは良く聞く話ですね。
また同じ土地でも工法によって地盤改良や土地の造成費用が大幅に違ったりするなど、土地に関わる工事費用も大きく変わる場合もあります。
希望通りの建物を予算内で建築するためには土地探しの段階から、ある程度具体的に建物の内容を決めて置くことが必須です。
その上で良い土地が見つかるたびに、本当にその土地で希望の建物が建てられるかを検討中の住宅メーカーに相談してみましょう。
土地探しと家づくりは同時進行で進めないといけないということですね。
3.建物を先に決めて置く最大のメリットは決断スピードの速さ
土地探しと同時に建物の検討を進めておくメリットは他にもあります。
良い土地が見つかった時に具体的に建物のことまで考えて検討できることです。
希望する建物と住宅メーカーがある程度決まっていれば、実際に検討している土地に合わせてプランや見積もりをもらうことができます。
つまりどんな建物がどれくらいの予算で建てられるか、はっきり分かるということです。
逆に言えば建物が決まっていない状態で土地を検討するということは、「一般的にこれくらいの建物が建てられると思いますよ」くらいの曖昧な情報で土地を購入しないといけません。
そんな基準で土地を購入してしまったら、いざ建物を検討したときに希望の間取りが土地に収まらなかったり、予算が足りなくなってしまうリスクが高いのは簡単に想像できますよね。
そしてなにより人気の土地は基本的にスピード勝負になります。
そのときになって素早く決断ができるのは家づくりの話をしっかりと進められている人です。
土地は何千万円もする買い物なので建物も含めたトータルの費用や条件をしっかりと把握していないと絶対に決断できません。
そのためにも土地探しだけでなく家づくりを同時に進めて置くことが大切なのです。
まとめ:土地探しにおける一番の失敗は希望の建物が建てられないこと
どんなに理想的な土地が見つかっても希望の建物が建てられなくては意味がありません。
そして同じ土地でも建てられる建物は住宅メーカーや工法によって変わってきます。
そのため土地探しをするには同時進行で家づくりの計画を進めることが重要です。
土地を契約する前には、しっかりとその土地に合わせた建物のプランや見積もりをもらって、全てをはっきりとさせてから契約するようにしましょう。
それだけでも土地選びに関わるリスクは大きく減らせます。
自分で土地探しや家づくりの知識を学ぶことも大切ですが、「土地探しは不動産会社に、家づくりは住宅メーカーに」というように、それぞれのプロに相談できるように準備をしておくことが一番の近道です。