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2024.03.11家づくりについて
2017.12.12
間取りや土地探しの自由度を広げる「2階リビング」という選択
皆さんは「2階リビング」という言葉をご存知ですか?
文字通り2階にリビングがある間取りのことなのですが、そのメリットはあまり知られていません。
実は2階リビングにすることで間取りや土地探しの自由度を広げることもできるんですよ。
今回はそんな「2階リビング」のメリット・デメリットについて紹介します。
Index
1.2階リビングのメリット
「2階リビング」は条件によっては自由度を大きく広げる有効な選択肢になりますが、当然ながらデメリットもあります。
そのためメリットとデメリットを正しく理解した上で検討することが大切です。
それでは順番に「2階リビング」の特徴を見ていきましょう。
日当たりの悪い土地でも明るいリビングを作れる
建物が密集しており面積の小さい土地だと日影ができやすく、1階リビングの場合はどうしても日当たりが悪くなります。
その点、2階リビングは高い位置にリビングがあるので他の建物に太陽の光を遮られる可能性は低いです。
隣地に背の高い建物さえなければ、日当たりを気にせずに土地を選べるので土地探しの選択肢が大きく広がりますね。
日当たりが悪い土地の方が価格も安いことが多いので、2階リビングにすることで日当たりを確保しつつ建物予算を下げることも可能です。
人通りの多い道沿いでもプライバシーを確保できる
人通りや車通りが多い道沿いの土地で気になるのが他人の目線です。
そういった場所ではあまり道路側に大きな窓を作りたくないですよね?
しかし2階リビングであれば一目を気にすることなく大きな窓を作ることができます。
1階の主寝室や子供部屋は人通りが減る夜にしか使わないことが多いですし、そもそも大きな窓はそこまで必要ではありません。
また車の騒音なども夜寝る時間よりも日中のほうが大きいので騒音対策としても2階リビングは有効です。
こうのような面からも2階リビングにすることで土地や間取りの選択肢が広がることがわかりますね。
間取りの自由度が広がる
2階リビングの場合は全方角から日当たりを確保できることも多いので、必ずしも南側に大きな窓を作る必要はありません。
バランスよく窓を配置すれば明るい部屋を作ることができるのでリビングの配置の自由度は増します。
また1階リビングの場合は玄関や浴室の位置などが土地の形状によってある程度決まってしまい、それに合わせてリビングを配置する必要がありますが、2階リビングの場合はそういった制約もありません。
他にも2階リビングの方が大空間を作りやすいというメリットもあります。
大空間を作る場合はどうしても壁が少ない分だけ耐震性が下がりますが、2階部分であれば上に屋根しか乗らないので同じ耐震性でもより大きな空間を作ることができるのです。
屋根裏の空間を上手く使うことで、吹き抜けを作らなくても天井の高い開放的な部屋が作れることもポイント。
広い土地や潤沢な建築予算があればどれも1階リビングで実現できることですが、そうではない場合は2階リビングを検討することで間取りの自由度は広がります。
2.2階リビングのデメリット
ここまでメリットを順番に説明してきましたが、当然デメリットもあります。
階段の昇り降りが大変
家の中にいるときは基本的に2階で過ごすことになるので、宅配便などが来たときには一度1階まで降りないといけませんし、スーパーで買った食料品は階段を上がってキッチンまでもっていかないといけません。
若いうちはそこまで苦に感じない人も多いですが、年を取ってからのことは考えて置く必要があります。
将来はホームエレベーターを設置したり、中には年を取ったら駅近のマンションに買い替えればいいと考えている人もいます。
子どもの様子を把握し辛い
1階に子供部屋があるので、何か対策をしておかないと知らないうちに家に帰ってきていたということもありえます。
部屋に閉じこもらないようにわざと子供部屋を狭くしたり、リビングで過ごしたくなるような工夫をする方が多いですね。
まとめ
2階リビングには大きなメリットがある反面、デメリットもあります。
全ての方におすすめできるという間取りではないので、メリットとデメリットを理解した上で、デメリットに対する対策を考えて選択をすることが大切です。
2018年2月にオープンを予定しているワンダーホームのモデルハウスも実は2階リビングの間取りを採用しています。
2階リビングの建物は珍しいと思いますので、2階リビングを体験したいという方は、ぜひ楽しみにお待ち下さい。