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保険の役割と現実について
こんにちは。ワンダーホームの田口です。
生命保険の仲間に「学資保険」と「医療保険」がありますが、生命保険同様にこの2つも思い切って見直してもいい保険だと思います。
学資保険に関しては、20年近くもお金を運用するにもかかわらず、金利が低過ぎて全くお金が増えません。
そして医療保険に関しては、そもそも日本人は問答無用で「国民健康保険」に加入しており、そもそもこれがとっても良い保険だからです。
では、それぞれもう少し詳しくご説明していきたいと思います。
学資保険について
学資保険<長期積立投資
結論から申し上げると、現在の学資保険は以前の学資保険のようにお金が増えず、増えるとしても銀行の預金程度なのでそもそも入る必要がありません。
ゆえに、子供たちの大学への進学費を学資保険で賄うという考えは、早々に捨てていただけたらと思います。
では、大学の進学費用はどうすればいいのか?
子供が生まれたばかりや、まだ子供が小さいのであれば、大学卒業までの期間で考えると20年前後の期間があるので、学資保険にかけようと思っていた分を、そっくりそのまま長期積立投資に回していただくのがいいかと思います。
とはいえ、20年後思っていたように増えていないという状況も考えられますし、積み立てを開始した時期が遅い場合、運用期間が短いと思っていたように増えていないという状況も考えられます。
こんな場合は増えていない資産を切り崩さずに、「奨学金」という手段を使っていただくのがいいと思います。
もちろん、奨学金はローンであり、子供に借金を背負わせることになるため、利用してはいけないという意見もあります。
しかし、奨学金は金利も低いし、返済が始まるのも大学を卒業してからであるため、子供たちに払わせるのではなく、自分たちで払っていってもいいわけですしね。
子供たちが働きだせば、子供たちにお金がかからなくなるので、親も家計に若干のゆとりが生まれるはずです。
そんなわけで、この学資保険に回そうと思っていた資金は、そっくりそのまま「長期積立投資」に回していただけたらと思います。
医療保険について
不足分だけでいい医療保険
医療保険に関しても、我が国日本では全員が「国民健康保険」という最強の保険に問答無用で加入しているため、必要最小限しか入る必要がありません。
国民健康保険があることによって、そもそも私たちは30%しか医療費を負担しなくていいし、それに加えて高額療養費制度を利用出来るため、大病を患ったとしても病院に支払う費用は十数万円程度で済みます。
ゆえに、仮に医療保険に入るとしたら、高額療養費制度では賄えないことにだけ備えておくのでいいのではないかというのが個人的な考え方です。
そして、見直すことによって若干でも浮いた医療保険の掛け金も、学資保険同様「長期積立投資」に回していただけたらと思います。
保険だと病気や怪我の時にしかお金がおりてこないのに対し、いつでも出し入れ出来る場所にお金を貯めていっておけば、病気や怪我以外の用途にもお金を使うことが出来ますしね。
まとめ
というわけなので、家を建てるタイミングで生命保険は全て見直していただき、全て「長期積立投資」による貯蓄に回していただけたらと思います。
大きな固定費となる「車」に関しても、燃費や税金のことを考慮すると同時に、出来るだけ車体費用を抑えて少しでも長期積立投資に回す資金をつくっていただくことをオススメします。
運用資金が多ければ多いほど、これから先の不安がより払拭出来るのは、間違いありません。
この記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
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