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2024.10.06家づくりについて
2024.09.30
これからの家づくり新常識
こんにちは!ワンダーホームの田口です。
2020年に発生したコロナウイルスによる経済的な大混乱を防ぐべく、世界中の中央銀行が市場にたくさんのお金を放出しました。
そして流通にも多大なる支障が出たことで、2021年以降驚異的なインフレが起こり、原材料の多くを輸入に頼る建築業界もその影響を大きく受け、コロナ前と比較すると25%ほど建築費が高騰しました。
金額に換算すると500〜600万円ほどの値上がりであり、これを35年ローンに換算すると毎月1.5万円〜2万円ほどの負担増です。
そして一旦上がった原材料価格や人件費は、そう簡単には安くならないと思うので、これから家を建てる方は、建築費はこのまま高止まりした状態が続くことを前提として、家づくりの計画を立てざるを得ないというのが現実だと思います。
そんなわけで、こんな状況下でもこれから先ずっとお金の不安なく暮らし続けるためには、どのように家づくりをすべきなのかについて順を追ってお伝えしていきたいと思います。
マイホームを持った方がいい理由
個人的には、
- マイホームがあることで、暮らしが格段に豊かになること。
- マイホームがあることで、もしものことが起こったとしても家族を守ってあげられること。
- マイホームがあることで、今後さらに高騰する電気料金の心配をしなくてよくなること。
この3つの理由からマイホームを持った方がいいと思っているのですが、その持ち方次第でこれからの人生が大きく変わると言っても過言ではないので、より良い方向に進んでいただくために知識を身につけていただきたいと考えています
まずは資金計画をかっちりとやること!
本格的に家づくりを進めるにあたり、真っ先にやることが「資金計画」です。
資金計画とはどのように資金調達を行い、その調達した資金を土地、家、外構、その他諸々の経費にそれぞれいくらずつ振り分けていくのかを決めていく作業です。
例えば、あなたが家づくりのために貯めたお金が200万円あり、家を建てるにあたり親御さんが300万円贈与してくれるとしたら、あなたが準備出来る自己資金は500万円ということになります。
あなたが払っていけそうな額から、逆算した借入額が4,300万円だとしたら、あなたの総予算は4,800万円ということになりますよね。
諸々の経費を差し引いていく
上記で算出した額から、家を建てるにあたり必要になるであろう諸々の経費を差し引いていきます。
銀行に支払う費用、火災保険や地震保険料、土地や建物に必要となる登記代、地盤改良費用、新居に必要となる家電製品や家具代、地鎮祭や引越し、ネット回線工事といった費用ですね。
仮にこれらに合計350万円必要だとしたら、先程の4,800万円から350万円を差し引いた4,450万円が土地、家、庭にかけられる予算ということですね。
ゆえに、この4,450万円を住む地域やどんな家を建てたいのか、といったことをお聞きしながら土地、家、庭にそれぞれいくらずつ振り分けるべきなのかを決めていくのが、資金計画の大まかな流れになります。
家にかけれる予算を計算してみましょう
分かりやすく1つ例に出してみると、住む地域の土地の平均価格が坪あたり40万円だとして、建てたい家に必要な土地が50坪だとします。
土地代に2,000万円ぐらいの予算を割き、土地取得のための経費に土地価格の約10%の200万円を割き、その広さで必要な庭の予算が坪2万円だとしたら庭に必要な予算は100万円ということになります。
4,450万円から土地代2,000万円と土地取得経費200万円と庭の予算100万円を差し引いた2,150万円が、家にかけられる予算ということになる感じでしょうか。
【計算式】4,450万円(家の予算)-2,000万円(土地代)-200万円(土地取得のための経費)-100万円(庭の予算)=2,150万円(家にかけれる予算)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これから家を建てる方は家づくりを経験したことがないので、いきなり資金計画と言われても、いまいちピンとこないかもしれませんが、具体的な数字を出したことでざっくりとイメージしていただけたでしょうか?
これが資金計画というものであり、この計画をどのような手順で立てるのかで今後の暮らしが大きく変わる可能性があるため、個人的には資金計画は家づくりの最重要項目だと考えています。
ゆえに、まずはしっかりと資金計画の手順を頭に入れておいていただければと思います。
この手順を間違えてしまうと大幅に予算オーバーする可能性が高まり、後から大変なことになってしまいますからね。
では、資金計画の話はここまでにして次は資金計画をする前にやっておくべきことについてお伝えしていきたいと思います。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。
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