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こんにちは。ワンダーホームの奥地です。

2022年末の日本銀行による「長期金利」の利上げによって、これに連動して金利が決まる全期間固定型の「フラット35」や、メガバンクの「10年固定」などが軒並み上昇しましたが、マイナス金利の解除によって長期金利はさらに上昇しそうな流れです。

これを受けてネット銀行が戦略的に金利を下げている変動型の住宅ローンとの金利差がさらに拡大し、ますます変動金利を選ぶ人たちが増えていくことが予想されます。

そんなわけでますます変動型に押され気味となる固定型の住宅ローンですが、個人的には金利が上がったとはいえ、まだまだ低水準で推移していることから、ずっと変わらない安心感が得られる固定型も選ぶ価値があると考えています。

 

固定型のメリットについて

今、固定型を選ぶ理由

短期金利が急激に上がる可能性が低いことには同意しますが、その意見も現在時点での意見であり、それは今後の流れ次第で変化することだって十分あり得ます。

そして、仮にそう遠くない未来に短期金利が上昇することになり、その影響を受けて変動型の住宅ローンが上昇してしまった場合、返済負担が上がることになり、少なからず家計に影響を与えることとなるでしょう。

かつ、そんな状況になってから固定型に乗り換えるのでは「時すでに遅し」だからです。
短期金利が上がる頃には、長期金利はかなり高い状態まで上がっている可能性が高いからです。

住宅ローンを借り換えするとなれば、再度、団体信用生命保険に加入し直すことになるのですが、年齢を重ねるごとに加入出来なくなるような病気を発症する可能性も上がっていくという懸念点も考えられますしね。

 

長期積立投資を行う場合

家を建てると同時に住宅ローンの返済期間と同じ期間「NISA」を利用しつつ「長期積立投資」をやり続けることが、これから家を建てる方にとって必須項目だと考えています。
その際、多少金利が高くとも返済負担がずっと変わらない固定型の住宅ローンを選んでおいていただく方が、継続して安定した資金をここに投じていただきやすいのでは?というのも1つの理由です。

「長期積立投資」に安定した資金を投じ続けた方がいい理由は、これをやり続けることによって増えるお金の量が、住宅ローンによって支払う利息よりも圧倒的に多い可能性が高いからです。

ゆえに、場合によったら家計が不安定になることによって、「長期積立投資」が断絶する可能性すら考えられる変動型の住宅ローンを選ぶよりも、そうなる可能性が低いであろう家計が安定しやすい固定型の住宅ローンを選んでおいていただく方がいいんじゃないかというのが個人的な考え方です。

 

固定型のデメリットについて

ただし、固定型の住宅ローンは変動型の住宅ローンに比べて金利が高く、返済負担を上げないためにはその分借入額を減らさないといけないし、かつ、住宅ローン借り入れ時に銀行に払う手数料も余分にかかるため、その分さらに土地や家にかける予算を縮小しないといけないというデメリットもあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

固定型の住宅ローンを選びたいなとお考えの方は、これらを踏まえた上で家づくりの全体計画を立てないといけないということを忘れないようにしていただければと思います。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

 

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この記事を書いたスタッフ

住宅コンサルタント

奥地 寛太

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