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2025.07.13家づくりについて
2025.07.05
土地探しをする前に
こんにちは。ワンダーホームの横江です。
いわゆる「固定概念」と言われる、なんとなく当たり前のように受け入れている常識的なものは、家づくりの予算を押し上げる原因となるものが多かったりします。
例えば「土地は南向きがいい」ということ。
一般的に日当たりがいい土地が最も良いとされているからです。
結果、需要が供給を上回り割高な価格がつけられ、かつ値引きの余地もなくなります。
そして、南向きの土地の利点を活かすように、部屋を南向きでつくることになれば、これもまた家の予算を押し上げる隠れた要因となります。
オプションによって増える予算
シャッターというオプション
なぜ、部屋を南向きでつくることが家の予算を押し上げる要因となるのでしょうか。
理由はオプション品が割増で必要となるからです。
まず割増で必要となるのが「シャッター」です。
なんせ、南向きの土地は台風の風がモロに直撃するので、ガラスに何かが飛んできたら大変なことになってしまいますからね。
その上、南向きの土地は窓を見れば間取りが分かってしまうし、夜になると(電気の点灯で)使っている部屋まで分かってしまうという防犯面で不安な点を抱えていますしね。
そんなわけで、これらの不安がつきまとう大きな窓には「シャッター」というオプションがセットでくっついてくるというわけです。
窓1つあたり5〜10万円単位の。
カーテンというオプション
そして必要となるもう1つのオプションが「カーテン」です。
南向きの窓は1日中直射日光が差し込んでくるためカーテンがないと眩し過ぎるし、光線で液晶画面が見にくくなるし、家具や雑貨が焼けてしまいます。
なにより、カーテンがないと外から家の中が丸見えになってしまい、落ち着いて過ごせないからです。
家に居る時は寝癖のついたまま、家着(パジャマ)のまま、ゴロゴロと過ごしていることもあると思いますが、流石にそんな姿をご近所さんたちにお披露目出来ないですからね。
そんなわけで、人目が気になる大きな窓にはレースカーテンはもちろんのこと、中が隠せるドレープカーテンまで一緒に必要となってくるのですが、これらもシャッター同様に窓1つあたり5〜10万円単位で追加費用がカウントされていきます。
外構工事というオプション
さらに、南向きの土地は外構工事も余分なコストがかかりやすいという特徴を持っています。
先程述べたような防犯性の悪さを外構工事でカバーせざるを得ないからです。
知らない人が心理的に敷地の中に入ってきにくくする工夫ですね。
また、南向きの土地では、ウッドデッキも道路に面してつくることになりますが、これも目隠しなしではとてもじゃないけど使えません。
これこそ完全に丸見えとなる場所ですからね。
ゆえに、デッキ工事にプラスしてなんらかの形でデッキを隠す目隠し工事をせざるを得なくなります。
そして、この目隠しに関しても、天然の木でつくれば比較的割安につくることが出来ますが、絶対に朽ちない木目調のアルミ製がいいということになれば、それだけで7〜80万円もの費用になってしまいます。
まとめ
まとめると、
- 土地は日当たりがいいほど良い
- 部屋は南向きが良い
- 南向きの窓が多いほど良い
家づくりの絶対的な王者として君臨するこの3つの固定概念は、その裏に最も高い買い物をするという負の側面(欠点)を持っています。
土地代が高くなり家代も高くなり、その上外構代も高くなる。
結果、銀行からの借り入れも増え利息の支払いが多くなり、家計のゆとりが少なくなる。
裏返すと、需要も高く資産価値が高いため、将来的に売却の可能性があるなら南向きの土地はとっても良い土地であるということになるのですが、ここに永住するつもりで土地を購入されるのであれば、こういった事実も知っていただいた上で土地探しや家づくりに取り組んでいただけたらと思います。
この記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
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